2019年11月2日から上野の国立科学博物館で特別展「ミイラ~『永遠の命』を求めて MUMMIES OF THE WORLD 」(長いので以下ミイラ展)が始まったので、仕事休みに行ってきました。
ミイラと言ったら、私は映画の「ハムナプトラ」シリーズを思い浮かべるのですが、“呪いのミイラ”の様に、なんとなくミイラって怖くて不気味に感じませんか?
このミイラ展に行って、どのように、なぜミイラとなったのか、ミイラとは何なのかを勉強することができ、ミイラに対するイメージが変わりました!
特別展「ミイラ~『永遠の命』を求めて MUMMIES OF THE WORLD 」の概要
会期
2019年11月2日(土)〜2020年2月24日(月・休)
会場
国立科学博物館
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
開館時間
午前9時〜午後5時(金曜・土曜は午後8時まで)
※入場は閉館時刻の30分前まで
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)および12月28日(土)〜1月1日(水・祝)
ただし2月17日(月)は開館
※開館時間や休館日等は変更になる場合あり
主催
国立科学博物館、TBS、日本経済新聞社
公式ホームページ
「 特別展 ミイラ 〜「永遠の命」を求めて MUMMIES OF THE WORLD 」
ミイラ展にGO!
11月3日(日)文化の日に行ってきました!
三連休2日目・ミイラ展開催2日目ということで、混雑しているだろうな〜と思いながら向かいました!
混雑状況
上野駅公園口を出てから国立科学博物館までの道のりは、美術館や動物園への観光客で賑わっていました。
また上野公園の噴水広場では「創エネ・あかりパーク2019」というイベントをやっていて、家族連れやイベント団体で賑やかでした。
急遽ミイラ展に行くことを決めたので、当日券の購入をするため、 国立科学博物館特別展のチケット購入列に並びました。
入り口・チケット売り場は常設展とは別になるのでご注意ください。
15時ごろに並びはじめましたが、10分ほどでチケットを購入でき、すぐに会場内に入ることができました。
ただ、展示会場内にはたくさんの人がいて、ミイラ展示のショーケースに近づくのに、少し時間がかかりました。
スタッフが「列を崩して、見やすいところから見てください~。」と呼び掛けていて、 列に並んで順番で展示を見るという感じはなかったです。
空いている隙間を見つけて見に行くという感じで、人にもまれながらの鑑賞で少し疲れました。
人気の展示会なので、混雑はしょうがないですが、HP等で混雑状況を確認してから行くといいと思います。今回は1時間半ほどで特別展のすべての展示を見ることができました。
〈混雑状況の確認は 「国立科学博物館」公式サイト で〉
〈混雑状況・開館時間の確認は公式twitterでも〉
【11月4日13時30分現在】特別展「ミイラ」
— 特別展 ミイラ《公式》 (@miira2019) 2019年11月4日
入場の待ち時間はございません。チケットの購入待ち時間は約20分です。 会場内は混雑しております。本日の閉館時間は18時(最終入場は17時30分)です。#特別展ミイラ
チケット料金
一般・大学生 1700円
小・中・高校生 600円
この他に小中高校生グループ券500円(小・中・高校生 2名様以上同時入場限) や平日アフター3券( 平日午後3時以降の販売)のチケットもありました!
※ お得な前売券の販売は11月1日で販売終了
ちなみにこの特別展を観覧した方は、同日限り常設展も無料で見ることができるようです!
ミイラ展 展示会場内
会場内は撮影禁止でした。
ミイラのショーケースは密封され、湿度管理もされていました。
展示品は貴重なものであるため、厳重管理されているようです。
今回の会場内には、世界から43体ものミイラが集まり、世界最大級の展示会だということです。
今回は、4つのブースに分かれていました。「南北アメリカのミイラ」、「古代エジプトのミイラ」、「ヨーロッパのミイラ」、「オセアニアと東アジアのミイラ」と4つの地域ごとに分けての展示になっていました。
たぬ子は、ミイラと言ったらエジプトのツタンカーメンを思い浮かべるのですが、皆さんはどうでしょうか?
今回は地域ごとに色々なミイラがあることが分かり、とても興味深かったです。
写真撮影ブース
会場内は、撮影禁止でしたが、いくつか写真が撮れる撮影スポットがありました。
自分の顔をベースにミイラマスクが出来上がる「ミイラマスクチェンジャー」には30人ほどの行列ができていました。
ただ、一台しか機械がなく、順番が回ってくるまでに時間がかかりそうでした。
また、ミイラになりきって棺に入れるスポットもありました。こちらは通行人の注目を浴びながらの撮影になります。
公式twitterでどんな感じか紹介されていましたよ!↓↓↓
【フォトスポット】本展会場内は写真・動画撮影は禁止です が!今回フォトスポットは2ヶ所ミイラマスクチェンジャー(QRコード読取式)とペンジュの棺がありますどちらも力作なのでガンガン撮ってくださいね✨✨ #特別展ミイラ #かはく #フォトスポット #映える pic.twitter.com/OMJki4leuC
— 特別展 ミイラ《公式》 (@miira2019) 2019年11月2日
ミイラを見た感想
南北アメリカ、古代エジプト、ヨーロッパ、オセアニア・東アジアの4つの地域ごとに、ミイラへの考え方や作り方が違っていて面白かったです。それぞれ感じたことをまとめました。
南北アメリカのミイラ
世界最古のミイラが発見され、意外にもこの地域のミイラの歴史が一番長いようです。
「遺体を保存し、生きているように敬う」という先祖崇拝の考え方が強く、実際布でくるまれたミイラ包みを見ましたが、数千年前のミイラとは思えないほど、保存状態が良かったです。
ミイラと言ったら、大人のミイラを想像していましたが 、初っ端から子供のミイラが展示してあってビックリしました。
この子供のミイラは亡くなる1年ほど前から栄養価の高い食生活に変えられて生贄に捧げられたようで、生贄として名誉を感じていたのか、恐怖を感じていたのか…
考えると何とも言えない気持ちになりました…。
古代エジプトのミイラ
ミイラといえば、古代エジプトですよね。乾燥地帯の砂漠では死体は急速に乾燥するので、ミイラにとっては条件が良かったそうです。
内臓を摘出したり、ミイラマスクを被せたり、ミイラ自体だけでなく装飾にもこだわったり、ミイラに適した環境だからこそ、 画期的な技術が生れたのだと思いました。
エジプトでのミイラは「 来世での復活、来世への幸福のために必要不可欠」と考えられていたため、王様も自分がミイラになることを望んだようです。
展示では、文字や絵が描かれた美しい棺も目にすることができました。
また、ここでは動物ミイラも展示されていました。
ペットとして、または人間ミイラの食べ物として、または神への捧げものとして作られていたそうで、 猫や鳥のミイラを見ることができました。
ヨーロッパのミイラ
この地域のミイラには、 殺傷痕や絞殺痕があり、犯罪者として処刑された跡が確認できるものが多いそうです。
これはほかの地域には見られないミイラの特徴でした。
また、遺骨が納骨堂等に保存されることがあって、頭蓋骨に絵が描かれることもあったそうです。展示での色とりどりの花の絵が施された女性の頭蓋骨を見ましたが、とても美しかったです。
オセアニアと東アジアのミイラ
この地域は高温多湿で、ミイラにとっては条件が良くない環境のためか、現存するミイラは少ないようです。
日本のミイラの展示の中で、本草学者のミイラは、 遺体を保存する方法を自分で考案し研究成果を確かめるために、自らミイラになったそうです。
亡くなる前に柿の種を大量に摂取したことから、肌は赤く、きれいな状態のミイラでした。
研究のために、自らミイラになるという執念はすごいですよね…。
日本のミイラは「即身仏」として崇拝されてきました。
「即身仏」というとドラマ相棒の即身仏の回を思い出すのですが、瞑想しながら死んでいく姿に恐怖を感じました。
人々を救済するためとはいえ、そこまでできるなんて、強い信念がないとできないですよね。
干し首のミイラ
グッズ売り場の手前に「干し首のミイラ」が展示されています。
「これ昔常設展にあったやつだ~」と近くにいた人が言っていましたが、以前常設展に展示されていたものを、今回は特別展内で展示しているようです。
この干し首は、交易において手土産として持ち込まれたそうです。この土産品のため、首狩り目当ての襲撃も増えたそうです…。
背景を知ると不気味ですが、なかなか見ごたえがあるので是非見てみてくださいね。
展覧会限定グッズ販売
最後はショップに行きました。
今回は「ミニオン」や「おしゅしだよ」とのコラボグッズも多数あり、ミイラも可愛いグッズになっていました。
個人的にはミニオンミイラパーカーが気になったのですが、お値段的に断念しました…。
特別展 ミイラ ~「永遠の命」を求めて MUMMIES OF THE WORLD|
— ローチケ_キャラポ (@l_tike_charapo) 2019年11月1日
上野で明日から開幕
40体を越えるミイラが集結!
ミニオンモンスターはじめ、海洋堂さんガチャ、おしゅしだよ、様々なミイラグッズなどもりだくさんhttps://t.co/hk2UsamLch pic.twitter.com/SUB0nEy3Kf
ミイラ包みの枕と巾着もめちゃめちゃ可愛かったです❣
みなさま週の中日お疲れさまです♂️疲れた心と体にふわふわグッズのご紹介腕枕と巾着、ポーチが試作で出てまいりました!個人的にアンデスのミイラを推しまくっているので愛おしくてたまらないです #特別展ミイラ #かはく pic.twitter.com/3batS6BigF
— 特別展 ミイラ《公式》 (@miira2019) 2019年10月9日
【#特別展ミイラ】今回の展覧会は物販のグッズの可愛さがすごい!
— 奥井ゆうこ@C97火曜日・西B 50b (@Yuzuwing) 2019年11月1日
古代エジプトのハヤブサとワニと猫のミイラ!そしてアンデスのミイラたち!(///□///)目が合ったらお迎えするしかない可愛さ……!
海洋堂さんのカプセルフィギュアもぜひ回してくださいね♪
#奥井教 #ミイラ pic.twitter.com/UJYF4fMgdM
展示のミイラとは違い、グッズは可愛いものもありました。
是非みなさんも可愛いグッズを手に入れてくださいね。
海洋堂のガチャガチャ
今回はグッズをあきらめたのですが、展示会恒例こちらの海洋堂のガチャガチャは回しました!
一回500円です。
海洋堂といったら完成度の高いフィギュアで有名ですよね。
残念ながら狙いのものは出ませんでしたが、500円にしてはクオリティーの高いフィギュアをゲットできました!
常設展にも行ってみた
今回特別展を見た後は、特別展チケットで常設展が無料で見れるので、常設展も少し見に行きました。
常設展は日本館・地球館があり、1日あっても足りないくらい広い展示となっています。
今回は日本館の「 日本人と自然 」ゾーンを少し見てきました。
文化の日は常設展入場料が無料
やけに混んでいると思ったのですが、 ちょうど行ったのが11月3日(日)の文化の日でした。
文化の日は 、文化に親しめるよう、多くの美術館や博物館が無料解放されるようです。
上野では、国立科学博物館や国立西洋美術館は常設展への入場料が無料だったようです。
常設展 入場料
一般・大学生 630円
高校生以下 無料
常設展でもガチャしてみた
常設展もショップは充実していましたが、今回はこちらのガチャガチャをしました。
科博の展示物をスタンプにしたもので、「シロナガスクジラ」と「はち」狙いで引きましたが…
「フタバスズキリュウ」でした…。でも押してみると可愛い。
ミイラ展へ行ってみて
今回ミイラ展へ行って、「恐ろしい呪いのミイラ」「不気味なミイラ」という今まで思っていたミイラのイメージが変わりました。
昔の人にとってミイラは神聖なもので、恐怖の対象ではなかったんですね。
「ミイラ文化はエジプトのもの」というイメージも、エジプト以外のミイラを見ることで変わりました。
ただ、日本をはじめまだミイラへの研究は積極的には行われていないようで、謎が多いそうです。
ただ、謎に包まれているからこそ、魅力を感じるというのもありますね。
地域によってのミイラに対する考え・作られ方が違うのも面白いですし、ミイラへのイメージも変わるので、ぜひ皆さんも見に行ってみてください。
会期は2020年2月24日までです!
ミイラ展の後は(パワーが吸い取られたように、なぜかすごく疲れていた)、あんみつみはしに行ってきました。詳細は次のブログで…❣
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