大学卒業後からABCクッキングスタジオに通って約5年のたぬ子です。
【①ABCクッキングスタジオの特徴・お得に通う方法・口コミ・体験レッスン】についてや【②ABCクッキングコースの特徴・感想・受講の心得】について前回ご紹介しました!
今回は実際に受講した基礎クラス、リッシュクラスを中心に【ABCブレットコースの概要・特徴、感想、受講の心得】をご紹介します。
ブレットコース(パン教室)
手ごねのパン作りを基本から学べる授業。材料の計量から焼き上げまでひとりで行って2時間ほどでパン作りの技術が学べます。パンの基本知識・技術を学びたい人からパン職人を目指す人まで通えるコースです。
3つのクラスの特徴
基礎クラス
全12回で、パン作りに必要な基礎技術と知識を学びます。
基礎クラスの特徴
- 座学はないが教科書をもらえる
- 軽量の仕方、生地の伸ばし方、混ぜ込み方、型の使い方等、基本的なパン作りの基礎を学ぶ
- 全粒粉・薄力粉・米粉・油脂なし等、生地の配合を変えながら様々なパン作りの基礎を少しずつ学ぶ
- 家でも作りやすいように手に入れやすい食材・道具で定番のパンを作る
- 技術を習得しやすいよう「難易度」順に学べる
- 初心者でも2時間で本格的なパンが完成する
基礎クラスに向いている人
「パン作り初心者」
初めてでも少人数レッスンのため先生に分からないことを聞きやすいです。また完全個人作業のため、周りに迷惑をかけず自分のペースでパン作りの技術を学べます。
マスタークラス
基礎クラスの知識と技術を生かし、酵母や粉を使い分け様々な製法でワンランク上のパン作りを学びます。
マスタークラスの特徴
- 基礎クラス通算12回以上の受講でマスタークラスの受講が可能
- 全12回でワンランク上のパン作りの技術を学ぶ
- マスタークラスのみで学べる手法や食材を使用する
- 2時間で凝ったパンが完成
マスタークラスに向いている人
「パン作りの基礎が身についている人」
「さらにワンランク上のパンを作りたい人」
「abcライセンスを目指す人」
マスタークラスのみで学べる「中種法」「液種法」「クリーミング」等、 様々な製法・手法を学べます。
また、マスタークラス限定の食材、例えばパンチェッタ・ルッコラ・発酵バター・メロンピューレ・ゴーダチーズ・グリュイエールチーズ・トリュフオイル・トリュフ塩などワンランク上の食材も扱えます。
一般家庭ではなかなか使うことがないので家庭で再現するのは難しいですが、凝ったパンを作りたい方にオススメです。拘っている分受講料金も他のクラスより高いです。
abcブレットライセンスには基礎とマスタークラス受講が必須なので、ライセンスを目指す方は受講をオススメします。
リッシュクラス
惣菜系、スイーツ系、食事系、ハード系のさまざまなパンが学べるクラス。
リッシュクラスの特徴
- 基礎クラス通算12回以上の受講でリッシュクラスの受講が可能
- 惣菜系、スイーツ系、食事系、ハード系と様々なパンを学ぶ
- レパートリーが増やせる
リッシュクラスに向いている人
「パン作りの基礎が身についている人」
「レパートリーを増やしたい人」
「abcライセンスを目指さない人」
リッシュクラスでしか学ぶことができない配合や成形の技術で、レパートリーを増やすことができます。マスタークラスより家庭で再現しやすいメニューが多いです。マスタークラスより受講料金が安いので、abcライセンスを目指さない人は、より家庭で作りやすく、レパートリーも増やしやすいリッシュクラスをオススメします。
ブレットコースの特徴
完全個人作業!
計量からこねまで、全てひとりで行う完全個人作業のレッスンです。クッキングコースの分担制と比べ、全て自分で出来きるので、流れもつかめ、習得もしやすいです。
同じテーブルでも皆違うメニュー!
同じ先生に教わる場合でも、皆違うパンを作っています。仲良くなるとパンを交換したり、試食させてくれる生徒さんもいますよ。また次回予約するメニューの参考にもなります。皆違うメニューで授業を取れるので、予約も取りやすいです。
少人数!のんびりレッスン!
多くても最大5人の授業です。先生は常に近くにいてくれますので、分からない時は聞きやすいです。また、他のコースだと授業中は休憩できませんが、ブレットコースはパンの発酵時間に休憩しながらのんびり作業が出来ます。
発酵時間はのんびりティータイム!
作るパンによって異なりますが、10〜30分程度生地を発酵させる時間が必要になります。発酵時間の間に洗い物や片付けが終わったら、スタジオに常備してあるドリンクを飲みながらのティータイムが出来ます。ティータイムは他の生徒と仲良くなるチャンスですよ。
パンは持ち帰り!焼き立ての試食も!
パンは持ち帰ります。スタジオに常備してあるラッピンググッズを使えば、ちょっとした手土産にもなりますよ。また1番美味しい焼き立ての状態のパンも食べて帰ることもできます。
ブレットコースの受講料金
〈基礎クラス〉
6回(6か月)29,700円
12回(12か月)59,400円→57,000円(2,400円お得)
〈マスタークラス〉
6回(8か月)46,800円
12回(18か月)93,600円→88,800円(4,800円お得)
〈リッシュクラス〉
8回(8か月)40,000円
16回(16か月)80,000円→79,200円(800円お得)
24回(24か月)120,000円→117,600円(2,400円お得)
32回(32か月)160,000円→155,200円(4,800円お得)
40回(40か月)200,000円→192,000円(8,000円お得)
基礎・リッシュクラスは1回約5,000円、マスタークラスは1回約8,000円と、マスタークラスが飛び抜けて高いです。
実際に基礎クラスで作ったパン
実際に基礎クラスで作ったパンを一部ご紹介します。
チーズスティック
トマトジュース生地に、バジルソース、ウィンナーを包んでチーズを散らし、カリッと焼き上げた惣菜パン。トマトジュースを仕込み水の代わりに使用した生地を学びました。
あんぱん~ぷれーん・まろん・ちーず~
「つぶあん」「クリームチーズ入り」「栗あん」と1度に3つの味が楽しめる米粉を加えた生地で作るあんぱん。グルテンが出来にくい米粉を加えた生地の配合を学びました。マロン型のあんぱんが可愛いかったです。
ストロベリータルト
卵をたっぷりの生地を型に敷き詰め、アーモンドクリームをのせて焼き上げたケーキのようなパン。アーモンドクリームの作り方を学びました。
ミルクバターロール
定番のバターロール。水以外の水分を使って作る生地を学びました。仕込み水に牛乳を使用して、ミルクの風味とコクのある生地になりました。
食パン
具やジャムをつけて主食として食べるパンなので、具の味を引き立てる為、卵なし・バターも少なめの食パンです。ふんわり食パンの作り方を学びました。
アップルベリーナッツ
表面のアーモンドが香ばしいパン。ブラウンシュガーを加えた生地に、ドライアップルとブルーベリーをたっぷり入れます。生地に具材を混ぜ込む方法を学びました。
マロンクラウン
きび砂糖を使用した生地にマロングラッセを巻き込み、丸型に入れて焼き上げたパン。今後の大型パン作りに備えて、200gと多めの生地の成形を学びました。成形が難しかったです。
実際にリッシュクラスで作ったパン
実際にリッシュクラスで作ったパンを一部ご紹介します。
フロマージュクッペ
くるみを混ぜ込んだ生地にピザ用チーズとブルーチーズをたっぷりとのせて焼いたパン。はちみつをかけて食べると美味しく、ブルーチーズの風味がたまりません。
セーグル・カマン
ベーコン・オリーブ・カマンベールチーズ・黒こしょうを包み、二重に重ねた生地に切り込みを入れて焼いたパン。クープで切り込みを入れるのが難しかったですが、生地を二重にしたパンは初めてで成形が面白かったです。
タルティーヌ ~トマト&ベジ・アヒージョ~
なす・オクラ・プチトマト、じゃが芋・ブロッコリー・きのこと沢山の具材を生地にのせて香ばしく焼いたパン。油脂が入らず全粒粉が配合された生地で、生地ののびが悪いのでこねるのが大変でした。
白パン
しっとりふわふわの白パン。牛乳だけの仕込み水と水あめを加えた配合で、焼き色がつきやすいので低温でじっくり焼き、色白に焼きました。
3種のベーコンエピ
ベーコン・Wチーズ・ハーブバターの3つの味の可愛いパン。大好きなベーコンエピが作れて嬉しかったのですが、成形が難しかったです。
メープルクッキークリーム
クッキーとナッツをメープルシュガーにからめてトッピングしたスイーツパンです。焼き上がりのメープルの香りがたまりません。
シナモンロール
たっぷりのアイシングとナッツたっぷりのシナモンロールパン。ボリュームたっぷり、シナモン風味たっぷりの美味しいパンでした。
こちらは一部の紹介ですが、こんな感じで少しずつパン作りを学んでいきます。定期的にメニューもリニューアルされますよ。
ブレットコースを実際に受講した感想
受講して良かったこと
家だと作らないパン作りを経験できた
家でパン作りをするのってハードルが高いですよね。abcでは食材も道具も用意してくれるので気軽にパン作りができます。abcに行っていなければ、一生手作りパンを作ることはなかったと思います。
パン作りの楽しさに気づいた
粉が生地になって、生地を成形して焼き上げるまで、どんどん形が変わっていくので飽きずにパン作りに取り組めました。粉の種類や作るパンによってこね方や成形方法が変わって面白かったです。
完全個人作業でやりやすい
クッキングコースは分担制で自分のペースで出来ず、正直ストレスが溜まっていましたが、ブレットコースは自分のペースで出来て、自分の作業が遅くても他の生徒に迷惑をかけないので気楽でした。
ストレス発散になった
パン作りは意外と力を使います。生地を捏ねる時も筋肉痛になる程です。ですが日頃のストレスを発散するように力強く捏ねることでストレス解消にもなりました。
発酵時間や焼き時間は休憩できた
クッキングコースはずっと立ちっぱなしで授業ですが、ブレットコースは休憩を挟みながらの授業なので仕事帰りで疲れている時も通いやすかったです。
手土産に喜ばれた
持ち帰れるので、帰省時によく手土産として持って帰りましたが、とても喜ばれました。見栄えにこだわったパンばかりで、ラッピングも出来るのでいいお土産になりました。
受講して嫌だった・後悔したこと
発酵時間や焼き時間の勧誘
休憩時間があることは嬉しいのですが、一方その時間を狙った勧誘が行われやすいです。期限が近くなると毎回勧誘に来るのでしつこいと思いました。
生徒それぞれ違うメニューを作るので説明待ちの時間がある
先生1人が一度で最大5人に違うメニューを教えるので説明を受けたり、質問するのに順番待ちしなければいけません。待ち時間が勿体なかったです。
生徒それぞれ違うメニューを作るので他の生徒と比較できない
同じパンでも人それぞれこね方や成形が違うので、焼き上がりのパンを比較すると形が違うことがほとんどです。もし生徒皆で同じメニューを作れたら、「比較して成功例・失敗例を学ぶことができるのに」と思いました。
先生によって指導力に差がある
「こんなアレンジをしたら〇〇パンにもなりますよ」というような具体的なアドバイスをくれる先生がいる一方で、それぞれの生徒に違うメニューを教えるだけで精いっぱいの先生もいました。
古株の生徒と先生の馴れ合い
ブレットコースは合間に空き時間があるので、古株の生徒と先生の馴れ合いがすごかったです。ずーっと話しているので、他の生徒にココアパウダーを入れるよう伝え忘れていたのを一度目撃しました。挽回するために「今からでも間に合います。貸してください。」と先生自らこねていました。ココアパウダーを生地に練り込むのも勉強のうちなのに…と思いました。
復習しなかった
これは自分が悪いのですが、授業後に家で作ったり復習しませんでした。授業を受けたことに満足してしまい、パン作りは身になりませんでした。高い授業料を払ったのにもったいなかったです。
受講を無駄にしないために
受講料金は5,000円〜7,000円と高いです。受講を無駄にしないように取り組みましょう!
授業の復習をすること
レシピを復習
受講するとレシピがもらえます。パン作りのポイントや手順が絵付きで分かりやすくまとめられています。紙なので授業中気になったことを書き込む事ができます。このレシピをファイルに綴っていけばレシピ本が完成しますよ。
会員サイトの「MYレシピ」を利用
ABCの会員になると会員サイトでレシピとポイントを振り返れるようになります。こちらも利用して復習しましょう。
会員サイトの「コースマニュアル」を利用
軽量からこね方まで分かりやすくまとめてあるマニュアルや発酵や焼き時間を見直せるマニュアルで復習できますよ。
手作りパンを振る舞う
パンを自分で作ってみることが、1番の復習になると思います。誰かのために作るとよりやる気も出ますね。
目的を持って通う
目的は
- 家族に振る舞う
- インスタにアップする
- パン作りの基本を覚える
など、何でもいいと思います。目的を持って通えばたぬ子みたいにお金と時間を無駄にせず有意義に通う事ができると思いますよ。
まとめ
パンは料理やケーキに比べたら、経験豊富なベテランの先生が多く、「家ではこういう風に作ってますよ」とアドバイスしてくれ、分かりやすい先生が多かったです。逆に若い先生は経験が浅い分レシピ通りの指導という感じでした。
待ち時間が多い分、先生同士の無駄話や先生と生徒の雑談も他のコースより多いです。積極的に話に入っていけば、お友達や親しい先生もできやすい環境です。たぬ子は完全個人作業と割り切って通っていたので、親しい人は出来ませんでしたが、気も使わず気楽に通えましたよ。パンも持ち帰れ、料理・パン・ケーキ3つの中で1番楽しく通えたコースでしたよ。
ただやはり家でのパン作りのハードルは高く、なかなか家庭での実践は難しいなと思いました。
次回は【④ABCクッキングのケーキコース】についてご紹介します↓
他のABCクッキングスタジオのまとめはこちら↓
【①ABCクッキングスタジオの特徴・口コミ・料金・お得に通う方法・体験レッスン】についてはこちら↓
【②ABCクッキングコース(料理)の特徴・感想・受講の心得】についてはこちら↓
コメント