大学卒業後からABCクッキングスタジオに通って約5年のたぬ子です。
【①ABCクッキングスタジオの特徴・お得に通う方法・口コミ・体験レッスン】【②ABCクッキングコースの特徴・感想・受講の心得】【③ABCブレットコースの特徴・感想・受講の心得】について前回ご紹介しました!
今回は実際に受講した基礎クラスを中心に【ABCケーキコースの特徴・感想・受講の心得】をご紹介します。
ケーキコース(ケーキ教室)
生地の作り方からデコレーションまで幅広く学べる授業。約2時間のレッスンで本格的なケーキをひとりで完成させます。
2つのクラスの特徴
基礎クラス
「アニバーサリー」・「プチガトー」・「ベーシック」・「シーズン」の4つのテーマで学びます。記念日用のケーキやおやつまで、自由にメニューを選んで学べます。
基礎クラスの特徴
- 座学はないが教科書をもらえる
- テーマ別に基本的なケーキ作りの基礎を学ぶ
- 技術を習得しやすいよう「難易度」順に学べる
- 初心者でも2時間で本格的なケーキが完成する
- シーズンによって変わる楽しめるメニュー
- ケーキ、プリン、ゼリー、焼き菓子と様々な種類のお菓子が作れる
基礎クラスに向いている人
「お菓子作り初心者・経験者」
初めてでも少人数レッスンのため先生に分からないことを聞きやすいです。完全個人作業ではありますが、皆同じ作業をしていきますので作業ペースが遅いと周りに迷惑をかけてしまいます。ある程度お菓子作りの経験がある方がスムーズに作業出来ます。お菓子作りの経験者も様々な種類のお菓子を学べますので飽きずに受講できると思います。
マスタークラス
基礎クラスで学んだことの総まとめをし、さらにレパートリーを増やせます。
マスタークラスの特徴
- 基礎クラス通算12回以上の受講でマスタークラスの受講が可能
- ワンランク上のケーキ作りの技術を学ぶ
- ケーキ、プリン、ゼリー、焼き菓子と様々な種類のお菓子が作れる
- お菓子販売やケーキ教室を開けるレベルまで学べる
マスタークラスに向いている人
「ケーキ作りの基礎が身についている人」
「さらにワンランク上のケーキを作りたい人」
基礎クラスで学んだことを総まとめするメニューになっているので、技術の定着が期待できます。基礎クラスより高度な技術を学べ、売り物のように綺麗なケーキが作れます。パティシエを目指す方も満足できる内容になっています。拘っているだけあって料金も基礎クラスからぐーんと上がっています。
ケーキコースの特徴
完全個人作業!
生地作りからデコレーションまで全てひとりで行う完全個人作業のレッスンです。クッキングコースの分担制と比べ、全て自分で出来きるので、流れもつかめ、習得もしやすいです。
同じテーブルで皆同じメニュー!
生徒皆が同じメニューを作ります。失敗例・成功例を比較しながら作業が出来て、勉強になります。
最大5人!少人数!
多くても最大5人の授業です。先生は常に近くにいてくれますので、分からない時は聞きやすいです。
映えるメニュー!
料理・パン・ケーキの中で1番見栄えがするコースです。今流行りのSNS映えを狙うならケーキコースがおすすめですよ。
完成したら持ち帰り!手土産にも!
完成したケーキは持ち帰りになります。焼き立ての状態が1番美味しいものは、その場で試食していくこともできます。袋や箱、シール、ピック等ラッピンググッズもあるので、手土産にも最適です。
ケーキコースの受講料金
〈基礎クラス〉
6回(6か月)36,000円
12回(12か月)72,000円→69,600円(2,400円お得)
〈マスタークラス〉
6回(8か月)69,000円
12回(18か月)138,000円→129,600円(8,400円お得)
基礎クラスは1回約6,000円、マスタークラスは1回約10,000円とお高めです。
実際に基礎クラスで作ったケーキ
実際に基礎クラスで作ったケーキを一部ご紹介します。
プティ・フール・セック
クッキーの作り方、マドレーヌの作り方、シリコン型の使い方を学びました。 ひとつの生地から作る5種のクッキー、いちご・抹茶のミニマドレーヌです。オリジナル缶に詰めて持ち帰るのでそのまま手土産になりました。
ピーチ・メルバのヴェリーヌ
ゼラチンの扱い方、アングレーズソースの作り方を学びました。フランボワーズムース・バニラムース・白桃のコンポート入りのピーチゼリーを重ね、ココナッツのチュイールを飾ったヴェリーヌです。シーズン限定メニューでした。
ダブルチーズケーキ
2種のチーズケーキの作り方、アングレーズソースの作り方、スパテラの扱い方、しぼり袋の扱い方・クリームのしぼり方を学びました。ベイクドチーズケーキの上にマスカルポーネを使ったレアチーズケーキを重ねた2層のチーズケーキです。 シーズン限定メニューでした。
ムース・オ・ショコラ
ムースの作り方、グラサージュの作り方、シリコン型の扱い方、アングレーズソースの作り方を学びました。 チョコムースの中にラズベリーソースを入れグラサージュをかけたムースケーキです。キラキラ宝石みたいで綺麗でした。
紫芋のモンブランタルト
パート・シュクレの作り方、タルト型への敷き込み方・焼き方、モンブランのしぼり方を学びました。 メープル風味のアーモンドクリームを詰めたタルト生地に、生クリーム・さつま芋をのせ、紫芋クリームをしぼった秋のタルトです。 モンブランクリームを絞るのが難しかったです。シーズン限定メニューでした。
ケーク・オ・フリュイ&ショコラボール
4同割、シュガーバッター法で作る基本のバターケーキの作り方、アブリコタージュ、飾り付け方、ショコラーボールの作り方を学びました。ドライフルーツたっぷりのパウンドケーキと切り落とした生地を使ったショコラボールです。シーズン限定メニューでした。
モンブラン
パート・ブリゼの作り方、クレーム・オ・マロンの作り方、モンブランのしぼり方を学びました。 パイ生地を土台に、栗を混ぜた生クリームとマロンクリームをしぼったモンブランです。
マンゴーと桃のタルト
パート・シュクレの作り方、タルト型への敷き込み方・焼き方、ヨーグルトカスタードの作り方、フルーツの飾り方を学びました。シュクレ生地の土台にマーマレード入りのクレームダマンドを詰め、ヨーグルト入りのカスタードをのせて黄桃・マンゴー・オレンジを飾った夏のタルトです。シーズン限定メニューでした。
ガレット・ブルトンヌ/フィナンシェ/サブレ
ガレット・ブルトンヌの作り方、サブレの作り方、フィナンシェの作り方を学びました。フランスの伝統的な焼き菓子です。 3種の焼き菓子を箱につめてラッピングして持ち帰りました。
ケーキコースを実際に受講した感想
受講して良かったこと
家だと作らないお菓子作りを経験できた
家でお菓子作りをするのってハードルが高いですよね。abcでは食材も道具も用意してくれるので気軽にお菓子作りができます。abcに行っていなければ、手の凝った手作りお菓子を作ることはなかったと思います。
ケーキ作りの楽しさに気づいた
なかなか自分ではハードルの高いお菓子作りですが、実際に作ってみると、作業が楽しかったです。特にデコレーションして、可愛いスイーツができるとテンションが上がりました。
完全個人作業でやりやすい
クッキングコースは分担制で全て自分で出来ず、正直ストレスが溜まっていましたが、ケーキコースは自分で全て出来て良かったです。また作業に追われ、コミュニケーションをとる時間がないのも気楽でした。
季節もののスイーツが作れた
シーズンメニューを選ぶと旬なものを使ったスイーツが作れます。例えば秋は紅芋を使ったモンブランを作りました。旬の食材を使ってスイーツが作れるのはうれしかったです。
生徒皆で同じメニューを作るので周りと比較できた
同じ作業をするので、デコレーションがうまい生徒や泡立てが早い生徒などを観察して真似するようにしました。ブレットコースと比べて、完成品の比較もできるので勉強になりました。
手土産に喜ばれた
持ち帰れるので、帰省時によく手土産として持って帰りましたが、とても喜ばれました。見栄えにこだわったお菓子ばかりで、ラッピングも出来るのでいいお土産になりました。
受講して気になったことや後悔したこと
慌ただしく、時間内に終わらないこともしばしば
やはり2時間でケーキを完成させるのは大変で、慌ただしく作業します。洗い物も多いので、休む暇がありません。時間内に終わらないこともよくあり、立て続けに授業を予約している時はデコレーションは次の授業の合間にしたりしていました。
軽量はせず、下準備済み
お菓子にとって大事な材料の軽量も時間がキツキツなので、ほぼ生徒自身では行いません。パウチにあらかじめ決まった量が入っているものを使います。また下準備も大体済んでいることが多かったです。
生徒皆で同じメニューを作るのでついてけないと申し訳ない
同じ基礎クラスでも回数を重ねている人は作業スピードが早いです。最初の頃は泡立て器の使い方などぎこちなくて、周りの人を待たせてしまうことがあり、気を使いました。
先生によって指導力に差がある
「こんなアレンジをしたら〇〇ケーキにもなりますよ」「この状態で冷凍保存もできますよ」というような具体的なアドバイスをくれる先生がいる一方で、作業に追われレシピ通りを教えるだけで精いっぱいの先生もいました。
復習しなかった
これは自分が悪いのですが、授業後に家で作ったり復習しませんでした。授業を受けたことに満足してしまい、パン作りは身になりませんでした。高い授業料を払ったのにもったいなかったです。
受講料金が3つの中でダントツに高い
マスタークラスは1回約10,000円とかなり高いです。この料金分のものを学び得られればいいのですが…なかなか難しいです。
受講を無駄にしないために
受講料金は6,000円〜10,000円と高いです。受講を無駄にしないように取り組みましょう!
授業の復習をすること
レシピを復習
受講するとレシピがもらえます。ケーキ作りのポイントや手順が絵付きで分かりやすくまとめられています。紙なので授業中気になったことを書き込む事ができます。このレシピをファイルに綴っていけばレシピ本が完成しますよ。
会員サイトの「MYレシピ」を利用
ABCの会員になると会員サイトでレシピとポイントを振り返れるようになります。こちらも利用して復習しましょう。
会員サイトの「コースマニュアル」を利用
生地の作り方や型紙の作り方を分かりやすくまとめてあるマニュアルや発酵や焼き時間を見直せるマニュアルで復習できますよ。
手作りお菓子を振る舞う
ケーキを自分で作ってみることが、1番の復習になると思います。誰かのために作るとよりやる気も出ますね。
目的を持って通う
目的は
- 家族に振る舞う
- インスタにアップする
- ケーキ作りの基本を覚える
など、何でもいいと思います。目的を持って通えばたぬ子みたいにお金と時間を無駄にせず有意義に通う事ができると思いますよ。
まとめ
ケーキは作業工程も多い分、洗い物も多いです。ひたすら作業をして、完成した後は華やかなお菓子に一時テンションが上がるものの、待ち構えている洗い物を考えると疲労困憊状態です。
作業工程が多くて、時間ギリギリのため、効率の悪い先生だと高確率で時間オーバーします。効率の良い先生は、テキパキ手順がいいので、お気に入りの先生も見つけるのが重要です。たぬ子はケーキの大半を同じ先生から習いました。
また、忙しいので、先生同士の無駄話や先生と生徒の雑談はあまりないので、料理・パン・ケーキ3つの中で1番気を使わなくて楽でした。
華やかなケーキが作れて嬉しかったのですが、やはり、材料や必要な道具が多く、洗い物も多いので、家でのケーキ作りのハードルは高くて家庭での実践は難しいなと思いました。
次回は【⑤5年間通ったABCをやめた理由】についてご紹介します。
他のABCクッキングスタジオのまとめはこちら↓
【①ABCクッキングスタジオの特徴・口コミ・料金・お得に通う方法・体験レッスン】についてはこちら↓
【②ABCクッキングコース(料理)の特徴・感想・受講の心得】についてはこちら↓
【③ABCブレッドコース(パン)の特徴・感想・受講の心得】についてはこちら↓
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