クリニックでMRI検査を勧められ、初MRIを受けてきました。
今回は【初MRIの体験レポ】をご紹介します。
※今回初めてMRI検査を受けたので、今後のために調べたことを書き留めました。
素人まとめですので実際に検査を受ける方は医療機関に詳細をご確認ください。
MRI検査とは
MRI検査は強力な磁石でできた筒状の装置に入り、磁力を利用して臓器や血管を撮影する検査です。
MRI検査は放射線による被ばくがないので、安心して検査を受けることができます。
MRI検査を受ける際の注意点
今回MRI検査を受けるに際に説明を受けたことを書き留めてみました。
MRI検査を受けられない人
MRI装置は巨大な磁石になっているので、磁力に反応するものが体に埋め込められている人は受けることが出来ません。
例えば
- ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる人
- アートメーク・刺青・タトゥーをしている人
- 磁石で固定する入れ歯を使っている人
- 増毛用パウダーを使っている人
- 妊娠している、可能性がある人
- 閉所恐怖症の人
- 検査前に飲酒している人
MRI検査室に持ち込めないもの
基本的には不要な荷物はすべてロッカーに預けます。
また、外せる金属類はすべて外し検査着に着替えます。
例えば
- 湿布、カイロ、ヒートテックなど
- カラーコンタクト、入れ歯、補聴器など
- ヘアピン、ピアス、指輪、コルセットなどのアクセサリー
- 時計、携帯電話、suica等のＩＣカード、財布、鍵などの荷物
造影剤の使用による食事制限
より正確に診断するために造影剤を使用する場合は、検査前に食事制限があります。
喘息やアレルギーがある人は造影剤の使用を制限される場合があるようです。
MRIの検査時間と検査費用
検査時間
約30～40分
※検査部位によって異なる
検査費用
自費診療の場合 約25,000円前後
保険適用の場合 約8,000円前後
※検査部位によって異なる
MRI検査は怖いとの噂を耳にして…
初めてMRIを受けることになり、どんな検査かネットで調べてみると「MRI検査 怖い」の関連キーワードが出てきてかなり心配でした。
調べてみると
- 体を固定されたままトンネル型の装置の中に何十分も閉じ込められる
- 装置の中は狭くて圧迫感がある
- 検査中は体を動かせないように固定される
- 検査中はイヤホンをしても聞こえてくるほど大きくて不快な音が鳴り響く
- パニックになった時のために助けを呼べるようにスイッチが用意されている
こんな感じでMRI検査について書かれていて、より恐怖心が強まりました。
特に閉塞感・圧迫感や不快な音によりMRI検査を苦手に感じる方が多く
- パニックになり途中でリタイヤした
- 閉所恐怖症で、もはや検査自体できない
こんな話もあったのでMRI検査を受ける当日まで心配でした。
初MRI検査 当日体験レポート！
最初に受診したクリニックでは、MRIの設備がない小さなクリニックでしたので、今回のMRI検査はMRI・CTを使った画像検査・診断を行う専門のクリニックであるメディカルスキャニングにて行いました。
MRI検査の当日の持ち物
必須のもの
- 健康保険証
- 紹介状
念のため持参したもの
- 現金（クレジットカード支払いが出来ない時のため）
- 靴下（ストッキングで行ったので検査中に履く用）
MRI検査の当日の流れ
①検査の約4時間前より食事制限
造影剤使用の可能性もあるので食事制限をしました。
今回は朝一の検査だったので、前日は普通に過ごし、当日は朝ごはん抜きで検査に行きました。
②予約時間の10分前に受付
リラックス状態で検査を受けられるようにと、予約時間の10分前までに来院するようにとのことでした。
③医師による問診
問診内容
- 当日の体調
- アレルギー・喘息の有無
- かかったことのある病気や薬の服用の有無
- 紹介元クリニックでの診察結果
- MRIの経験有無
問診により造影剤を使用して検査をするか決めますが、造影剤使用の検査は喘息や薬剤アレルギーがあるとリスクがあるとのこと。
また、紹介元クリニックでの診察結果についての説明などもしてくれました。
④検査着に着替え
金属製のものは検査室に持ち込めないので、更衣室でアクセサリーや下着を外して検査着に着替えました。
ストッキングを履いて行ったので、持参した靴下に履き替えました。
⑤MRI検査（15分）
検査室に入る前に、技師と一緒に再度持ち物や服装の確認をします。
検査室に入ったらすぐにMRI装置に案内され、イヤフォンとなにかあった時に助けを呼べるスイッチを渡されます。
ベッドに体を固定された後、検査が始まります。
検査室に入ってから出るまで15分くらいで検査が終わりました。
⑥私服に着替え
更衣室で検査着から私服に着替えます。
⑦お会計
画像検査・診断を行う専門のクリニックでの検査だったので、お会計まで待ち時間も少なくスムーズに終わりました。
クレジットカード決済が可能でした。
実際のMRIの検査時間と検査料金
検査するクリニックや部位によって検査時間や料金は変わると思いますが
今回のMRIの実際の検査時間は約15分
受付からお会計までのトータルの時間は約1時間でした。
今回のMRIの実際の検査料金は
検査料金(保険適用)約8,000円
紹介元クリニックへの結果配送料660円（その場で受け取ればかからない）
合計約9,000円のお支払いでした。
MRIを受けるまでの心境
クリニックでMRI検査を勧められてから検査日まで不安だった
MRI検査日まで、なんの病気なのか心配でずっと不安な気持ちで過ごしていたので、ずっと落ち着きませんでした。
MRI検査当日の問診でだいぶ落ち着いた
検査当日も不安でかなり緊張していたのですが、検査前の医師との問診でかなり緊張がほぐれました。
なんでMRIを受けることになったのか不明だったこと（動揺してなんて言われたか全部忘れていた）をこの問診によって、先生に再度説明してもらいました。
漠然としていた不安が解消されたので、安心してMRI検査に臨めました。
安心感からかMRI検査は意外に冷静に受けれた
正直問診をして緊張が解れていなかったらパニックになっていた可能性もありますが、問診でほっとしたのでMRI自体は冷静に受けることが出来ました。
実際にMRI検査を受けた感想
閉塞感・圧迫感や不快な音でMRI検査が苦手な方が多いようですが…
実際にMRIを受けてみて、やっぱり怖かったです。
閉塞感や圧迫感について
頭からMRIの装置に入っていくのですが、だんだんと閉じ込められていく恐怖を感じました。
また、想像よりもMRI内が狭くて肩幅より少し幅があるくらい。
MRI内の天井も思っていたより近いところにあり、装置は動いていないはずですが、だんだんと天井が迫ってくるような感覚がありました。
検査中は目をつぶって過ごすと、恐怖を感じにくいと思います。
不快な音について
MRI装置に入る前に大きなイヤフォンをつけます。
イヤフォンをつけてからベッドに転がったので、イヤフォンが少しズレたまま検査が始まりました。
爆音が鳴り始めると、ちゃんとイヤフォンを付けなかったことを後悔しました。
サイレンのようなキュイーンキュイーンという音や、工事のようなガンガン、ドンドンというような音、今まで聞いたことのないような大きな音が鳴り響きます。
一応イヤフォンから音楽が流れている（伊右衛門のCMの曲が流れていた）のですが、爆音が鳴り響いている間は音楽が全く聞こえません。
検査前にイヤフォンがフィットしているか確認したほいがいいと思います。
虫歯治療をした銀歯について
検査まで心配だったのが、虫歯治療で歯が何本か銀歯になってしまったことです。
体内に金属を埋め込んでいると、MRI検査が受けれないので大丈夫か心配だったのですが、「グラグラしてなければ大丈夫」とのことで検査を受けることができました。
グラグラした銀歯が抜けるほどMRIの磁力は強いのか気になり、検査後に「MRI 磁力 強さ」で調べると磁力の強さを物語る衝撃的なニュースが出てきました。
検査前に口頭で「金属類は外したか」確認されますが、ボディチェックはされないので、忘れずに外しましょう！
（ブラジャーのワイヤーもダメ）
MRI検査は事前に心構えをしていく
検査前に事前に心構えをしていくことで恐怖が和らぐと思います。
事前知識なしで爆音が響く狭い空間に閉じ込められた時のことを考えたら、パニックになってもおかしくありません。
どんな検査かあらかじめ分かっていれば落ち着いて受けられる可能性も高いです。
初めてのMRI検査を終えて
MRI検査をしてみて、検査自体は怖かったのですが体の不調の原因が分かってよかったです。
MRI検査を勧められたという事実に最初は動揺してしまいましたが、自分の健康について考え直すいい機会になりました。
MRI検査はただ寝ているだけで検査ができるので、体に負担が少ない検査方法です。（人によっては精神的な負担は大きい…）
体調不良や怪我で医師に勧められないとなかなか受ける機会はないかもしれませんが、病気の予防のために自発的に検査を受けてみるのもいいかもしれません。
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